2020年に起こったコロナ以降、現代の働き方は急速に変化しています。
出社するのではなく自宅やカフェで作業をしたりとリモートワークが一層重要性を増しています。
総務省の調査によるとコロナ前の2019年から、リモートワークを導入した企業は2年で約30%ほど増えたデータがあります。(総務省(2022)「令和3年通信利用動向調査」)
この現象の背景にはコロナによる影響が大きな要因ですが、コロナの脅威が去った今でも、リモートワーク中心や、出社とリモートワークのハイブリッドといった形の企業がたくさんあります。
日本生産性本部調査の「第12回 働く人の意識調査」によると、リモートワークの方が効率が「上がった」「やや上がった」と答えている人が33.8%でしたが2023の1月には、2023年1月には、66.7%にまで達しました。
コロナをきっかけに始まりましたが、収束しても様々な観点から利点の多いリモートワークはさらに促進されると考えられており、リモートワークの中でも生産性を上げるために様々なものが登場することが予測されます。
この記事では、リモートワークの未来について説明しながら、予想されるリモートワークの未来に対応するための新たな手段となる「移動事務室車」に焦点を当て、その魅力や利点について詳しく説明していきます。
リモートワークの未来
出社とリモートワークのハイブリッド化がすすむ
令和3年版の情報通信白書(総務省発表)では、現状のリモートワーク実施率が発表されています。大企業では約4割の38.4%が、中小企業は33%くらいの企業がリモートワークを今も続けています。ただ、個人情報や機密性の高いデータや書類を取り扱う業務の場合は、出社が必要な場合もあるので、完全にリモートワークにはせず、週に何回、月に何回と「出社日」が設けられている企業が多くなっています。
生産性が向上していたり、通勤の必要がなくなったりしたことで社員のストレスが軽減したりと、リモートワークによってたくさんの恩恵があることがこのハイブリッド化の原因であると考えられます。
企業側にも、オフィス代などの固定費を減らすことができるなどのメリットがたくさんあります。
業種によってはまだまだリモートワークが広がる可能性がある
個人のタスクが明確で、セキュリティ対策ができるような業種はリモートワークがさらに広がる可能性があります。例えばシステムエンジニアやプログラマーはプログラミングなどのタスクを振られると、基本的にパソコンに向かって一人で作業することが多いので、出社する必要がなく、むしろ通勤時間が短縮できる分リモートワークがしやすい業種と言えます。
同じような理由でライターや編集者もリモートワークがしやすい業種と言えます。
自宅など、社外で作業をするということで情報漏洩などが心配になりますが、最近ではセキュリティ対策の質も上がっており、これまで比べてもリスクは低くなっています。
その証拠に国土交通省(令和4年度)の資料によると研究職や管理職など、企業の機密事項などを多く扱わないといけない職種のリモートワーカーの割合はとても高くなっています。(研究職64.5%、管理職:63.8%)
しかし、現場の仕事はもちろんですが、販売業やサービス業などは細やかなチームの連携やその場の接客が必要になるためオンラインでの仕事は難しいのでリモートワークは難しい状況です。(販売業:23.8% サービス業:20.1%)
リモートワークを充実させるために新しい技術やツールが開発される
上記のとおり、セキュリティについての技術が上がったりと、そのほかにもリモートワークを充実させるために様々な技術やツールが開発されています。
例えばクラウドなら勤怠管理、スケジュール管理、ワークフロー、経費精算、給与などの面で数多くのツールがリモートワークでも使用できるように開発されています。
それ以外にも、今では一般的になったZoomやGoogle Meetなど、オンラインでもコミュニケーションが取りやすいようなツールも発達し、参加者がパソコンの画面を共有しながら会議をするのも当たり前になりました。それにより紙の資料の使用も減り、環境面でもいい方向に向かっています。
このような現象はリモートワークを現在もたくさんの企業が導入している今、これからもなくなることはなく、むしろ新たに新しい技術やツールがさらに登場していくでしょう。
そしてこれからは安全性やコミュニケーションツール以外にも、社員の満足度や生産性を上げるための技術やツールが登場するケースに移ってきています。その1つになるのが移動事務室車です。
移動事務室車とは
移動事務室車とは、その名の通り事務室のような機能を搭載した移動可能な車両のことです。通常の車やバンをベースに設計され、内部には机、椅子、インターネット接続、電源など、パソコンなどの作業をするのに必要な設備を備えています。これにより、どんな場所にいてもオフィス環境を持ち運び、リモートワークを可能にします。
例えば自宅では子供がいたり集中できなかったりと、自宅がリモートワークをするのに適していない人にとってはもってこいの車です。
家では仕事ができないが、コワーキングやカフェではどれだけパソコンのセキュリティを強化しても物理的に覗き込まれたりと、情報漏洩が起きたり、いざ到着しても座れる席があるのか不明確で不安という人は車をそのまま仕事場として使うことができます。
もちろん車としての機能もあるので、移動することもできますし、移動中に急な対応を迫られても、車の中に環境が整っているのでその場で対応することができます。
リモートワーク以外にも、管理職や現場仕事などの会社と現場や取引先を移動する必要があり移動が多い人にも最適です。
いちいち会社に戻ったりカフェを探したりする必要がなくなり、作業が必要になった時には車に戻るだけで大丈夫になります。
そのほかにも災害時や広告としてなど様々な活用方法があります。
移動事務室車を使ったリモートワーク
移動事務室車を使ったリモートワークは、これまでにないアプローチで働く環境を整えてくれます。
仕事の質の向上
営業や管理職は、移動事務室車を使って顧客のオフィスや会議場所に直接移動しながら仕事を進めることができます。必要な書類やプレゼンテーション資料は車を停めれば常に編集が可能な状態にあるので、迅速な対応が可能になります。
フリーランスやクリエイティブな業種は、美しい自然の中など、自分が心地いいと感じる場所で仕事をし、インスピレーションを得ながら仕事をすることができます。例えば、自然の中に車を停め、そこでインスピレーションを受けながら仕事をすることで、クリエイティブな発想が浮かんだり、創造性が向上します。
自然災害や緊急事態が発生した際でも、移動事務室車のオフィス機能を活用すれば、緊急を要する時でも従業員が安全な場所で業務を遂行することができます。
そのほかの業種でも、カスタマイズ可能な仕様になっている移動事務室車なら様々な形で使用することができ、生産性をこれまで以上に向上することができます。
人材の充実
育児や介護が必要な人が身内にいる職員は、心身の負担が大きく仕事との両立が難しく、退職をしていくというケースも近年では少なくありません。
介護が必要な場合においても、ミーティングなどの仕事は決まった時間に対応しなければ毛ません。介護サービスを利用している場合でも、介護スタッフとのやり取りが必要なこともあるのでなかなか時間の管理をすることが難しくなっています。
しかし、移動事務室車を使用すればリモートワークを可能にし、さらに移動時間も削減することができるので、仕事や介護、休憩に使う時間を増やすことができます。このようにして負担を減らすことができるのであれば、慣れている仕事を続けたいと考える社員も多いのではないでしょうか。
働きやすさは企業イメージもアップし、雇用拡大などにも繋がります。
このように移動事務室車は、快適で生産性や働きやすさを追求することができるようにできており、リモートワークの幅を広げ、より効率的に常に進化する社会に対応しているものとなっております。
まとめ
ここまで、リモートワークの未来と移動事務室車がリモートワークの未来にどのような影響を与えてくれるかについて説明してきました。
移動事務室車は、リモートワークにもこれまで以上に社員一人一人や会社の生産性や効率に目を向けられていく中で未来を切り開く革命的な技術です。働く場所に制限を受けずに、自由な環境で仕事を行うことができるため、生産性向上やワークライフバランスの向上が期待でき、新しいリモートワークの形を提供してくれます。今後、移動事務室車はますます普及し、働き方を変えていくことでしょう。
最後に
弊社では移動事務室車や電気自動車についての事業をしております。
今回紹介した移動事務室車や電気自動車をはじめ、自動車離れが叫ばれる中で、新しい時代の車を展開し続け、新しい車の形を実現していきます。
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